• スピーカー自体の姿もそこから流れる音も、その存在を強く主張しない。インテリアや住環境の一部として、さりげなく身近に存在する
• PCやiPod、iPhoneのイヤフォンジャックに直接つなげば、生活に溶け込む幽けき音響を楽しめる
• 専用のデジタルアンプ『EZISON AP3』（別売り）を介することで、暖かで力強く、豊かな音響を広い空間で実現することも可能

バード電子のひょうたんスピーカーは、iPodの音をアンプなし（つまり電源なし）で気軽に楽しんでいただくことを念頭に置いて開発したスピーカーです。iPodやiPhone、iPad、あるいはPCなどの小さな出力でもよく鳴る直径6センチのフルレンジ・オリジナルスピーカーユニットを、小ぶりで可愛らしい天然素材の百成りひょうたんに組み込んで作りました（LとRの2個で1セットとなります）。

音楽をしっかりとした手応えで楽しみたい、広い空間でひょうたんスピーカーを鳴らしたい、という向きには、専用のデジタルアンプ『EZISON AP3』（別売り）もご利用いただけます。

なお、ひょうたんスピーカーで再生時の音量は、再生機器側で調整します（専用のデジタルアンプ『EZISON AP3』（別売り）ご利用時も含む）。

私たちの日常生活は、聴きたくもない音楽を、望みもしない音量と神経を逆撫でするような音質で聴かされることが、ほんとうに多くなっています。

せめて家でくつろいでいるときは、好きな音楽を好きな音響で聴きたいと考える人も、決して珍しくはないでしょう。

もちろん、丸一日溜め込んだストレスを吹っ飛ばすような激しい音楽を大音量で爆発させたいー　という向きもおられるでしょうが、一方で、家にいるときくらいは小川のせせらぎのような、木々の葉がそよ風にそよぐような、そんな音楽と音響で心身の力をすーっと抜いてしまいたいという人もおられるかと思います。

ひょうたんスピーカーは、まさにそんな方に向けて作られたスピーカーなのです。涼し気だったり、柔らかだったり、軽やかだったり、暖かかったり、そんな身近で部屋の空気に溶け込む、存在をうるさく主張しない音を、ありのままの魅力で楽しんでいただけます。

またiPhoneやiPadのスピーカーからの音が「ちょっと過剰に作られた感じでいやだな」と思われる向きにもオススメです。

どんなインテリアにも不思議にすっと馴染んでしまう"ひょうたん"の不器用で可笑し味のある形や色合いなどの佇まいも、このひょうたんスピーカーの魅力。テーブルや本棚などお気に入りの場所に置いたり、天井などからぶらさげてみたり、あるいは気分によっていつもとは別の部屋に置き場所を変えたりして、お楽しみください。

＜ひょうたんスピーカーの使い方＞
ひょうたんスピーカーには、三通りの使い方があります。

1）再生機器に接続するだけ
iPodやiPhone、iPad、あるいはPCなどの再生機器のイヤフォンジャック（ステレオミニジャック）に直接、ひょうたんスピーカーを接続します。その際、付属のステレオアダプターに二個のひょうたんスピーカーを接続し、ステレオアダプターを再生機器に接続すると、ステレオでの再生をお楽しみいただけます。

2）モノラルスピーカーとして
再生機器にひょうたんスピーカーのいずれかひとつを直接接続すると、ステレオ音源をひとつのスピーカーで鳴らす"モノラル"の音響をお楽しみいただけます。音楽をより"部屋の雰囲気のひとつとして"楽しみたい場合などにオススメできます。

3）音量が欲しい場合はデジタルアンプを
付属のステレオアダプターの代わりに専用のデジタルアンプ『EZISON AP3』（別売り）をご使用いただくと、より大きな音量でひょうたんスピーカーの音響を楽しむことができます。広い部屋でもしっかりと音楽を響かせたい、大人数が出入りする店舗などでひょうたんスピーカーを活用したい、といった向きにオススメです。

＜オススメ音楽コーナー＞
ひょうたんスピーカーは、

・部屋の空気の一部として響く音楽
・音圧や音量を求めなくてもその魅力を堪能できる音楽
・"隣の部屋のラジオから聴こえてきてはっとする"ような体験をもたらしてくれる音楽
・涼やかな音楽
・小音量の中にずしりとくる音楽的滋味を感じることのできる音楽

などを聴くのに向いています。ここでは、バード電子関係者がオススメする音楽を、いくつかご紹介してみましょう。

※ あえて各盤のAmazonなどへのリンクは示しません。音楽をご自分で探すところから、お楽しみください。
※ ここで紹介するもの以外でも、どんなジャンルにもひょうたんスピーカーに合う音楽が見つかります。色々試して、ご自分の"ひょうたんサウンド"を見つけていただければ幸いです。

●店長のオススメはこれだ！
ゆるい音、アコースティックギターの音、ポコポコした音向きのひょうたんスピーカーにはボサノヴァがおすすめ。ボサノヴァといえばまず思い起こすのはジョアン・ジルベルトですが、私はジョアンの娘のベベウ・ジルベルトの代表作『ベベウ・ジルベルト』を強くオススメしたい。近年の録音（2008年）なので、ジョアンなどの昔の録音音源よりCDの録音レベルが大きく、iPodやiPhoneやiPad、PCのイヤフォン出力でもそこそこの音量で楽しめます。

ひょうたんスピーカーでミニマルミュージック。わかりやすいものとしては、スティーブ・ライヒの『ディファレント・トレインズ／エレクトリック・カウンターポイント』をオススメします。ひょうたんスピーカーで聴くなんて、アルバム後半（4曲め以降）の『エレクトリック・カウンターポイント』に参加しているパット・メセニーさんには叱られるかもしれませんが。

まだ行ったことのないパリのカフェの気分を味わうなら、「Paris Musette」と呼ばれるジャンルの音楽。聴くとパリの印象よりも雑貨屋さんや、どこにでもあるカフェの印象の方が強いかも（笑）。ちなみにずばり『Paris Musette』というタイトルのCDは入手困難のようですが、iTunes Storeで「パリ・ミュゼット」または「paris musette」で検索すると色々出てきます。

その他
・アンドレス・セコビア 『Segovia 1927-1939』
・コノノ・No.1『コンゴトロニクス』
・高柳昌行『flower girl』

●バード電子のライターA木のオススメはこれだ！
一聴すると涼やかで控えめなのに、聴くだけで一体どこなんだかわからない別の世界に連れてってくれる"エキゾチック・サウンド"と呼ばれる音楽は、ひょうたんスピーカーの音響にベストマッチ。まずはその代表格であるマーティン・デニーの珠玉の音源を集めた『ベリー・ベスト・オブ・マーティン・デニー』を、ひょうたんスピーカーで鳴らしてみてください。

深く心に響く"歌"が立ち上がってくるような録音の音楽も、ひょうたんスピーカー向き。たとえばTVの深夜番組『深夜食堂』の主題歌でお馴染みの鈴木常吉のアルバム『ぜいご』（『深夜食堂』主題歌の『思ひで』を収録）や『望郷』、最新シングルの『雨』は、ひょうたんスピーカーの控えめな音量で聴いても、歌がしみじみ染みてきます。

その他のA木コレクション
・スーマー『ミンストレル』
・ジンバブエのショナ族『≪ジンバブエ≫ショナ族のムビラ2 ~アフリカン・ミュージックの真髄II』
・Giulietta Machine『Machina Nostalgia』

●バード電子社長が答える！　QAコーナー

Q：ひょうたんスピーカーでAKBやモモクロやジャニーズの人たちの曲を聴こうと思いますが、合いますか？
A：J-POPは全部一昔前の音楽に聴こえるのでオススメしません。昭和歌謡を聴きましょう。

Q：ひょうたんスピーカーでジミヘン聴けますか？
A：激しいギターサウンドで、ひょうたんが破裂するかもしれません。

Q：クラシックはどうなんですか？
A：ベートーヴェンの苦悩と歓喜の交響曲やストラヴィンスキーの原始主義バレエ音楽など、大編成で激しい楽曲は、ひょうたんスピーカーで聴くと拍子抜けします。軽い感じの弦楽四重奏曲やピアノ曲なら、お楽しみいただけるかもしれません。

Q：ジャズ喫茶で使いたいんですが。
A：そんなジャズ喫茶はつぶれてしまいますよ。激しいバトルが繰り広げられるホットなセッションを鳴らすと、客の間に失笑が走ること請け合いです。それでもあえて聴くならセロニアス・モンクのようなトツトツとしたピアノソロとかヴォーカルもの、フリージャズなら音の隙間の響きを楽しめるようなものがオススメです。

Q：オーディオ装置（プリメインアンプ）のスピーカー端子に接続できますか。
A：ご使用いただけません。

Q：オーディオ装置（プリメインアンプ）のヘッドフォン端子（6.3φステレオジャック）に接続できますか。
A：市販の3.5φステレオ→6.3φステレオ変換アダプターを使って接続できます。

Q：テレビのイヤフォンジャックや、ラジオのイヤフォンジャックに差し込んで使えますか。
A：再生機器側のイヤフォンジャックがステレオタイプでしたらお使い頂けます。モノラルタイプは使えません。

＜注意＞

• 材質に天然ひょうたんを使用しているため、形状／大きさ／色はひょうたんの収穫時期／年度や個体によって異なります。また形状／大きさ／色のご希望には応じられませんので、あらかじめご了承ください。
• 材質として使用しているひょうたんは天然植物ですので、本体にしみ、汚れ、へこみなどがある場合があります。あらかじめご了承ください。
• オーディオ装置のスピーカー端子には接続できません。