Projection / The Complete Inspiration and Power Live

B-37 5月25日発売 予約受付

『インスピレーション&パワー14』完全版

2,500円(税込2,750円)

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本作に収められた高柳昌行率いるNEW DIRECTION FOR THE ARTSの演奏は、1973年6月27日から7月12日にかけて開催された爛侫蝓璽献礇座膾廰瓠悒ぅ鵐好團譟璽轡腑鵝パワー14』(於新宿〈アート・シアター新宿文化劇場〉。企画・制作:副島輝人ほか)の一夜、7月9日のものの完全版である。
ここでわざわざ「完全版」と断るのは、全16グループが出たこのコンサートの模様のうちの8グループの演奏はすでにトリオ・レコードから二枚組のLP『INSPIRATION & POWER 14 FREE JAZZ FESTIVAL 1』として発表されており(のちにCDとして再発)、NEW DIRECTION FOR THE ARTSの演奏も犧埜紊量10分だけ畆められていたからだ(LPではC2、CDでは2-2)。
このときのNEW DIRECTION FOR THE ARTSの演奏の記録は、長らくこの「最後の約10分だけ」しか残されていないと思われていた。
しかし、近年、高柳の遺品の中からこのときの演奏の全体像と思われる録音が収められたカセットテープが発見されたのである。このカセットテープには、約1時間とだけはわかっていたこのときの演奏のいろいろな場面が、それぞれ断片的に収録されていた。
その演奏記録の断片を、かつて高柳に師事をしていた大友良英が繰り返し丁寧に聴き続けたところ、「全貌を録音したテープから何回かに小分けにしてカセットにダビングしたもの」ではないかと思い至った。そこで各断片の音量や左右チャンネルのバランスなどを調整しながら繋ぎ合わせ、「1時間にわたるほぼ完全な状態のライブ録音」として甦らせたのである。
実際に試聴すると、断片的な録音をつないだという事実など、頭の片隅からすぐにどこかに消え去る。演奏はグラデュアリー・プロジェクション(暫時投射)的に始まり、演奏開始から全体の1/3くらいの時点でマス・プロジェクション(集団投射)的なアプローチに完全に移行して、演奏の熱量や密度、速度を徐々に高めながら緊張感も途切れることなく、このときの「最後の約10分」に至る過程がまざまざと蘇るようである。
可能な限りの最大音量で、あるいはヘッドフォンで集中して聴いていると、いつしか「断片的な録音をつないだ」という事実は意識の外へと飛び去り、あたかも爐海里箸、その場に瓩い燭茲Δ糞せちにすらなってくる。
高柳の活動としても日本のジャズ・シーン(フリー・ジャズ・シーン)の歩みとしても重要な時期の貴重な演奏の記録が見事に蘇った一枚として、古くからの高柳の聴き手はもちろん、現在のフリー・ジャズや完全即興演奏に興味がある若い人たちいも、ぜひ聴いていただきたい。
最後に、本作に付属のライナーノーツより、本作の意義を端的に表した証言を引いておく——(2024/3 青木 修)
「間違いなく高柳昌行の最高作の一つだと確信」(大友良英)
「これはグラデュアリーからマス・プロジェクションへ切れ目なくなだれ込んでいく、非常に貴重な演奏の一つといわざるを得ない」(玉井新二)

<曲目>
  1. Projection 58:10
NEW DIRECTION

高柳昌行 Masayuki Takayanagi (G)
井野信義 Nobuyoshi Ino (Cello)
山崎比呂志 Hiroshi Yamazaki (Perc)
ジョー水木 Joe Mizuki (Perc)

1973年7月9日、アート・シアター新宿文化劇場にて録音

プロデュース:斉藤安則(ジンヤディスク)、大友良英
録音:Kunio Arai
カセット録音からのサウンド復元:大友良英
マスタリング:中村茂樹
デザイン:佐々木暁
カバーアート:NAKAKOUGE(An'un / dark clouds)
解説:大友良英、玉井新二
翻訳:Haruko&Daniel Overstreet

*購入特典として 本作「プロダクション」(B-37)と同時発売の「リアルジャズ](B-35)を両方ご予約頂いた方に特典CD(JDR-0013)をさしあげます。JDR-0013の詳細は、盤面画像の情報をご覧ください。

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